外壁は塗装じゃなくタイルにすると楽!
2019年09月27日注文住宅の外壁はコスト削減のための塗装ではなく、色褪せないタイルの使用が望まれます。タイルはメンテナンス不要で色褪せないメリットがあり、初期費用が高いことや住宅構造を選ぶなどのデメリットもあります。初期費用は高いけれども、将来的にはメンテナンス不要となるので、結果的にコスト削減が可能となるのです。
注文住宅を長持ちさせるためには、外壁と屋根の材料選びが大切となります。強度が高く色褪せないメンテナンス不要のタイルは、価格の面から敬遠されることがあります。しかし、初期費用が高い分、メンテナンス費用は安く済み、将来的にメリットが多いことは意外と知られていません。タイルは住宅構造を選ぶなどのデメリットがあるものの、そのメリットは大きいと言えます。もし外壁を塗装仕上げにした場合は、途中で塗装替えが必要となり、費用が発生するのです。塗装仕上げは将来的に得になるとは限りません。
タイルを張るには、変形の少ない住宅構造が必要となります。タイルは住宅構造を選ぶと言われるのはそのためなのです。住宅の部材に変形が生じるのは地震の時です。木造は変形が大きくなるので、タイルを貼る場合は工夫が必要となります。タイルが適している構造はコンクリートで、変形が少ないために剥奪が起きにくくなります。鉄骨造の場合は壁にパネルを設置するなどの下地の準備が必要です。
壁と並んで注文住宅の寿命に影響するのが屋根の材料です。瓦はタイルと同じく、メンテナンス不要の材料です。初期費用が高いことや将来的に有利となるのも同じと言えます。瓦は木造の場合、筋違いなどの耐震壁を普通よりも多く必要とします。そのため、ハウスメーカーの中には瓦の使用を嫌がる会社もあるのです。瓦は他の材料と比べて重いので、地震には不利となります。瓦を使用する場合は地盤の状況を判断し、慎重な施工が必要となります。屋根にスレート系やカラーベスト系の材料を葺いた場合は、途中での防水材の補修が必要となり、出費を覚悟しなければなりません。
建築の材料を選ぶ場合はイニシャルコストとランニングコストの違いを把握することが大切です。イニシャルコストは初期費用のことで、ランニングコストは維持するための費用のことです。外部に用いる材料はランニングコストを省くことは難しく、単にイニシャルコストの安さだけで採用を決めるは危険です。将来的にどちらが経済的かを検討の上、慎重な材料選びが必要となります。